最近観た舞台の話

刀(歌)とゾンビ(赤坂)といと恋の話。
マリゴで頭がいっぱいになる前にざっくり感想投げつけて消えます。

 

 

・刀(歌)
石切丸が「今剣さんが負傷したのは誰のせいか、もう一度よく考えてみるといい」って加州に吐き捨てるのを見るたびに、いや今剣ちゃんが怪我したのは敵に突っ込んでいった今剣ちゃんの責任であってそこは加州悪くなくない??って突っ込みたくなります。みほとせの時も思ったけど、刀ミュ本丸の石切丸はなんであんなに性格悪く描かれているんだろう。すっごく謎。性格悪いっていうか、傲慢?身内には優しいけど、自分と違う考えを持つ人にはひたすらに冷淡。他者に寛容じゃない。私は傲慢な美人が大好きなのでそれはそれで楽しく見れるんだけど、どういう経緯でああいう性格付けになったのかが気になります。自分の好きな子にはとても優しく接するし、気に喰わない子には辛く当たる様が実に神様らしい自分勝手さだなと思う。神様なんですけどね。あ、あと短刀より偵察値の高い大太刀には毎回笑いました。霊力って随分と便利ですね!
公演を重ねる度に今剣ちゃんのことが好きになります。正直初演の時の今剣ちゃんはすこし苦手で、それは歌が……とか演技が……劇中での行動が……とかいろいろ理由はあったんですが、つはものを見た時の、今剣ちゃんがめちゃくちゃ良くなってる…!という感動が今回の公演でも味わえて、それがとても嬉しかったです。きらきらで無邪気にはしゃぎ倒す今剣ちゃんが本当に可愛かった!
今公演、初演に比べると演出が大分改善されていてとても観やすくなったなというのが正直な感想です。安っぽくて馬鹿みたいなプロジェクションマッピングの乱用がなくなって、すっきりしてた。
2部は衣装がダセェ!曲は好き!以上です。

 

 


・ゾンビ(赤坂)
張り切って最初の方に観に行ったんですが、人を貶める笑いの取り方が気に食わないっていうのと、何より観たかったのはコレジャナイ感がすごくて早々に残りのチケットを手放しました。後半の公演になるにしたがって演出とかが大分変わったとも聞きましたが、いやでもゼロに何掛けてもゼロでしょと思って……早く終わらないかなと時間の経過を祈りながら観る舞台はちょっと久しぶり過ぎて……。
なんかこう、もっとエンターテイメント性の高い、ゴリッゴリに踊る舞台を想像していたんですよ。それがまさか、LDHの子を主演に据えて、脇もがっつり踊れる子で揃えて、何よりダンス×ミュージックと銘打った公演であんなに踊らないとは思わないじゃないですか、普通。なんならアーマの方がまだ踊ってたよ。
応援上演もほんと取ってつけたようなぶつ切り感で、ただ馬鹿みたいに客にタンバリンをシャンシャン叩かせるだけでちっとも楽しみを見出せなかった。あと応援上演中以外もシャラシャラとタンバリンが鳴り続けて耳障りだったので、次もし似たようなことをやるなら客へ売りつけるのはタンバリンではなくカスタネットでお願いします。絶対行かないけどな!
テレビ屋の作る舞台の典型って表現を友人が使っていて、それにとても納得したんです。笑いの取り方とかがまさにそれだなって思う。テレビはまだ勝手に垂れ流れているものだからいいけど、誰かを馬鹿にして貶めるようなやり方で客を笑わせるようなことを私は自分の好きな役者さんにはして欲しくないですし、そんなものにお金を払って観劇するなんて真っ平御免です。

 

 


・いと恋めやも
お久しぶりのひらのさん。場所はスペース・ゼロ。アイアの椅子より好きです。殺意の衝動以来の劇場だったので、それを懐かしく思ったりもしました。
開演前に舞台セットの端から覗く微かな桜の枝を見て最近は劇場で桜をよく見るなあとぼんやりと思っていたのですが(刀とか刀とか)、沙幕が上がった途端眼に飛び込んできた情景が少し予想外のもので、思わず息を飲んでしまいました。舞台上でたっぷりと咲き乱れる桜と、古き良き時代を思わせる中央に据えられたステンドグラス。投影される光の色が変わるたび、桜とステンドグラスが煌びやかにも妖艶にも心悲しくも表情を変えていくさまがとても美しかったです。
久しぶりに拝見したひらのさんはとてもとても素敵な男性になっていました。スーツに七三分けのオールバック、いいですね!ビジュアルが強い。常に保とうとしていた仏頂面が時折剥がれて、本来の人懐っこさがちらりと覗くのがまた可愛い。つつじと少しずつ打ち解けていく様には心が和みました。
それにしてもまあこの作品に限らず、永遠の命を持つ生き物はどうしてみんなこぞって仲間を作りたがるのでしょう。そしてなぜ悲劇が起きてしまうのでしょう。後半の展開に覚えた既視感はTRUMPですね…。
役者さんは皆良くて舞台セットも美しくて、話の展開も破綻していない。その上でただただ面白いと思えない、脚本が合わないというのは単純に巡り合わせが悪かったのだろうなと思います。登場人物の誰にも共感できなかったのが問題なのかなあ。特に主人公。めちゃくちゃ良い子なんだけど、良い子過ぎてどうにも受け入れられなかった。声オタをしていた時から名前だけは知っていた劇団にひらのさんが出るって聞いて、わくわくしながらチケットを取ったことを思い返すととても残念なんですけど。でも思わずチケットを取った自分に殺意が湧いた某ゾンビの時よりかは、よっぽど心持ちはマシです。
今回はこんな感想になってしまったんですけど、またひらのさんの出演作もゆるーく追っていけたらいいなあと思います。

 

 

 

というわけで明日からようやくマリーゴールド観れます。楽しみ。……楽しみ??きっと楽しくは、ないな……???

4年

みんなミリオンの曲を聞いて!

このモー娘。を通ってきた世代へド直球に突き刺さる曲と歌詞!御多分に漏れずうっかりDLしてしまったのです。


「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」ゲーム内楽曲『花ざかりWeekend✿』MV

https://youtu.be/QhPBcTdcih0

先日公開された『咲くは浮世の夢花火』も大変に好みで、最近はミリオンの曲ばかりを聞き漁っています。根本がアニソンおたくなのであらゆるコンテンツに対して曲から入ることが多い人間です。

 

 

 

本題終わり!

以下は私のちょっとした感傷の話。

 

 

 

W杯の試合がテレビで放送されているのを見て、自分が劇場に通うようになって4年が経ったんだなと思い至りました。

というのも4年前の今頃の私は当時追いかけていたバンドのツアー全通の真っ最中で、ちょうど遠征先だった福岡でW杯の試合中継を見ていた時に(当時はJの某クラブのサポもやっていました)、Kステ初演の当選メールを受け取ったから。それが自分でお金を出して観に行った初めての舞台でした。

一緒にバンドの追っかけをしていた友人が劇場にも通うようになっていた頃で、原作が好きだった私も一緒になって申し込んだ、っていう流れだったはず。ホテルの部屋で飛び跳ねて喜ぶ友人とは対象的に私が覚えたのは未知のものに対する不安でした。2.5次元作品の世界観を自分が受け入れられるのかっていう。もっともその不安は満を期して迎えたあの夏の日、見事華麗に打ち壊されたのですが。

今改めて考えてみると4年という時間はすごく大きくて長いよなと思います。過ごしている時はあっという間なんだけど、ふと振り返った時にその変化の振り幅に目をまわしてしまうくらい。

W杯での日本の負けを見届けた後に意気消沈しながら向かった太宰府で参拝した折、願ったのは『いつまでも変わらずに追っかけが出来ますように』ということです。この『変わらずに』という言葉には『彼らのバンドを』という思いも、『楽しく愉快に』という思いも含まれていました。神社での参拝に相応しくないことだとは思いつつも、割と必死に願ったことを覚えています。

今思えば、変わらないものなんてないということをうっすらと理解していたからこそなんでしょうかね。

この4年間で私は学生から社会人へと立場を変えました。好き勝手使えていた時間を失ったかわりに、ある程度のお金の自由を得ました。そして、あんなに好きで長年必死に追いかけていた彼らのCDを買わなくなり、情報を追わなくなり、ライブハウスへ足を運ばなくなりました。あちこちに遠征していたのが大抵は大阪だけで済むようになり、浮いた交通費の分の金額は劇場のチケットへと変わりました。

好きだったものに興味を抱けなくなることに対するあの罪悪感って一体何なんでしょう。嫌いになったわけでもなく、不幸になれと願っているわけでもなく。ただひたすらに情報を追うのが億劫で、めんどくさくて、買わなくていいや行かなくていいやと思ってしまうのが申し訳なくて。4年前の私が今の私を見たらなんて言うんだろう。唖然とするかキレ散らかすかのどちらかかな。

でも、もう一つの願いである『楽しく愉快に』という点に関して、今も変わらず継続できていることだけは、とてもしあわせなことだなと思ったりもするわけです。

また4年後、次のW杯を見ている時には今の推しさんから降りているかもしれないし、別の若い男の尻を追っかけているのかもしれないし、そもそもおたく自体も辞めているかもしれないし、そんな風に先のことなんて全く想像がつかないけれども、自分が好きなものを楽しく追い続けていられたらと願わずにはいられません。

 

あの時、太宰府で引いたおみくじがW杯仕様に変わってて、そんなことにも友人と2人してけらけら笑ったことを覚えてる。

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変わらないといえば友人との関係性もかな。ありがたいことだ。彼らから離れたってあの日々がすごく楽しくてきらきらしていたことは間違いなくて、だからとても大切な思い出です。

積み重ねている今もいつか振り返った時にそう思えるといいなあ。

 

あるいは、感情の物語。あるいは、/少年社中 MAPS

 

幕が上がると同時に提示されるその舞台での命題を、作品を通して得た答えとして最後に改めて示してくれる社中のスタイルが好きだ。舞台上の全員が息を合わせて台詞を発する光景を見るたびに、胸に迫る何かを感じる。

20周年記念公演の第2弾として打たれたMAPSは、前作のピカレスクセブンを他者のと関係性を描いた極彩色の物語と称すなら、人間の内面に触れた柔らかなパステル調の物語と言ったらいいのだろうか。私個人としては前作のびっくりおもちゃ箱みたいな賑やかさは大好きだけども、取っ付きやすさ・癖のなさで言ったらMAPSの方に軍配が上がるんじゃないかなと思う。

3枚の地図と3人の登場人物、そして3つの嘘によって成り立つストーリーは、まるでパズルのような舞台装置と一緒にそれぞれが複雑に入り乱れてあっちへ来たりこっちへ来たりしつつ、最終的に1つの場所に帰結する。終盤、それぞれの世界がかちりと組み合わさっていくその気持ち良さといったらちょっと中々に味わえない。

伊能忠敬にまつわる色々が特に好きだなあと思った。それまで何を考えているのかさっぱりわからない彼が無くしたものを取り戻し、感情を発露させるシーン。とても暖かくて、でも少し寂しくて。

じんわりと明るく、柔らかな希望に満ちて終わる物語だった。おかげで清々しい気持ちで劇場を出ることができた。

例によってカーテンコールでリピチケあるよ!お友達連れてきてくれると嬉しい!SNSで宣伝よろしく!(意訳)と言われたので、何の力にもなれないけど感想記事くらいは上げておこうかなと思いつつもちんたらしていたらもう残り公演も僅かとなってしまった。MAPS、いいぞ!記念公演第3弾も楽しみにしています。

以下内容についてのざっくり雑感です。普通にネタバレしています。

 

 

 

・剣士が美人

・隣で見てた友人に終演後視線の向きがわかりやすいと笑われた

・だって美人は目で追いたくなるじゃん???

・多和田くん演じる冒険家の快楽主義者加減

・「楽しければそれでいい」があそこまで極まると軽く恐怖

・終盤の「何で言っちゃうんだよ!!!」のシーンにぞわぞわした

・あのままバレもせずに地図が示した楽園にたどり着いてしまっていたらどうするつもりだったんだろ…

伊能忠敬〜!

・登場シーンでは基本癖と笑いしか生み出さないのに最後の最後で綺麗に締めて切なさ乱れ打ち状態に持っていく伊能忠敬〜!

・取り戻した感情と記憶と共に女房さんの手を握りしめて「好きで、好きで、好きで」と愛を伝えるシーンが暖かくて愛おしくて切なくて寂しくて本当に好き(語彙)

・しかし思わず息子に注視してしまう

・あの動きどうなってるの

・剣士が美人だなあ

・3人の登場人物の中でいちばん内面を読み取りにくかったのは漫画家だなあって

・感情が「ふらーーっと」

・何が本当で何が夢なのか観ているこちらもわからなくなって大変に困惑

精神科医の先生の白衣を脱ぎ捨てたところからの豹変っぷり

・ここからさらに困惑が深まる

ピカレスクでピピを演じていた人がまた今作もキーとなる人を演じていて背筋がそわそわした

・感情たちが副名を述べるたびにンンッwwwってなる

みんなの地図を手に説得に回る冒険家の可愛らしさよ

・それにしても剣士が美人

・漫画家が自分の中の感情を受け入れて、書き散らかした物語を綺麗に締めようとするところからのカタルシス

・社中はHPで見るキービジュアルと実際の舞台衣装メイクが全く違うから後から照らしあわせようとしても混乱が生じるんだよな

・やっぱり剣士が美人

・観劇後の気持ちの晴れやかさ加減よ!

・お陰で刀ステ後不安定状態だった情緒も立て直せました

・剣士が美人だった!

・あるいは、感情の物語。あるいは、あなたの物語。

3~5月のまとめ

気付いたらもう6月とかこっわ!

自分が観劇するまで刀ステのネタバレを絶対に踏みたくないので記事を投げつけるだけ投げつけて消えます。

 

 

・ウソトリドリ

あのたか…しくんが詐欺師の役をやると聞いて、何それ面白そうと軽率に観に行きました。あのたか…しくんっていうのはあれだよ、ペラペラと立石に水のごとく軽妙な言葉が出てくるお口すべりのなめらかなたか…しくんのことだよ!(褒めてる)

絶対はまり役でしょと思っていたら案の定でした。 flying-trip.info

あらすじは公式HPに載っているとおりです。

現実でもちょっと前に大学生の間でめっちゃ流行ったようなマルチ商法とそれに関わる人たちの悲喜こもごもって感じなんだけど、このマルチ商法で儲けようとする人・騙される人の描き方にとても親近感、というか既視感かな?そんなものを感じてしまって。親元を離れて初めて知ったんだけど、結構そこらへんに転がってるんだよねえ、この手の話って。珍しいことじゃない。なんなら今の職場でもいるわ〜この登場人物にそっくりな言動をするやつ!!ってなりました。

たか…しくん演じる阿久津はどこにでもいる甘っちょろい大学生(ただしお顔ははちゃめちゃに良い)。受験に失敗したのがコンプレックス周囲の同級生たちを見下していて、なんとなくで就活をはじめているけどそれも上手くいってない。まさに灰色の人生を送っている中で、友人から持ちかけられた儲け話にコロッと騙されちゃう。

いい儲け話があるんだよ!ただちょっとテクニックがいるから一緒にその勉強をして、富を得ようぜ!そのためにはすこーし高額な教材を買わなきゃいけないんだけど大丈夫大丈夫、すぐに元は取れるからさ!それを友人知人にも勧めて買ってもらえれば君にもマージンが入ってくるんだ!とてもいいお話だからみんなにドンドン広めようぜ!^^ってやつ。なんたる典型。いっそ清々しいくらい。

この手の勧誘をしてくる人って、こちらのためを思って完全なる善意で勧めてくる人と、金ヅルとして騙してやろうっていう悪意で勧めてくる人の2パターンに分かれると思うんだけど、阿久津の友人は残念ながら後者で。

幸いなことに阿久津は騙されたことにすぐに気づいて自分に契約を進めてきた友人とマルチ会社の役員である沖田に喰ってかかるんだけど、契約は阿久津自身が結んだものなので取り消すことはできない。

この時の、勘弁してくれなんとかしてくれと役員の足元にすがる阿久津の惨めったらしさったら!そして、甘ったれでプライドばかり肥大してて、そのくせ現実を見ないでへらへら生きているクズみたいな人生を送るお前は一生搾取される側の人間なんだよって貶してくる沖田にたいして、それなら搾取する側に回ってやるよって堕ちた時の阿久津の表情に目を見張りました。 

ここから暗転して、阿久津がマルチ会社の役員近くまで上り詰めたところまでシーンが移るんだけど、それまでゆるゆるの可愛らしいニットにジーンズを着てどこにでもいる大学生然としていた阿久津が、ダークパープルのスーツをピシリと着こなしていかにもな権力者として振る舞う姿に衝撃を受けました。あと美しい顔×スーツの組み合わせにめちゃくちゃわいた。

阿久津が詐欺を働こうとする時、自分がかつて沖田から投げつけられた言葉とまったく同じ言葉を用いてカモの矜持を折っていく姿になんとも言えない気分になりました。

最後はちょっと失速気味だったかなあ。情を捨てきれなかった阿久津の甘さのおかげで後味もさほど悪くなく終わったけど、どうせなら悪のまま落ちていく阿久津の姿を見たかったです。

 

 

・GEM CLUB Ⅱ 

hellonamakemono.hatenablog.com 

茶の間の私なんかが言うことじゃないってわかっていても、もっともっとふるたくんをステージの上で見たかったなあって。きらきら輝く宝石そのものだったので。

 

 

御茶ノ水ロック 

hellonamakemono.hatenablog.com

 着々と増えるチケット、それに反比例していく預金残高。

初日の幕が上がった後もチケットを手に入れやすい状況が続いたのもあって(あれだけのキャストを集めて箱がアイアでもチケット激戦じゃないってびっくりだよ)、自分でもちょっと珍しいくらいにチケットを増やしたんですが、何回入ってもその度に新しい発見があって、進化が見て取れて、本当に楽しい舞台でした。

荒木さん演じる桐山純哉の人物像が見るたびに違っていて。もちろん劇中での彼の行動、そしてたどる結末は毎回同じなんだけど、そこに付随する感情とか表情とか細かいニュアンスが一回として同じことはなくて、でもどれも正しく桐山純哉なんだよなあ。

個人的には千秋楽前日ソワレ公演での純哉がいちばん好きでした。血走った眼を見開いて亮や始ちゃんを睨みつけて、かと思えばニタニタ笑いながら脅しの言葉を口にして。何気なく刃物を取り出して振り回しそうなくらいの危うさの、薬物中毒者のような、あっさりと一線を踏み越えてしまいそうな桐山純哉。ラストのライブシーンのアウトロの部分で、普段は照れ臭そうに笑ったり頭をかいたりしていたところをこの回は一切の笑みを浮かべず、冷めた目で客席を睥睨してからステージに背を向ける姿を見て、この人は過去を受け入れたんじゃなく切り捨てたのであって、この先ずっと孤独なまま歌い続けていくのだろうなと思いました。

 

 

・ミュージカル刀剣乱舞

すぴさんは箱根駅伝における外国人留学生選手枠っていうのが仲間内での認識なんですけど、今回はその枠にきやまさんが入ったなあと思っていたらさらにふじたさんまで加わってめちゃくちゃ笑いました。

構成は相変わらず物語物語時々唐突に挟まる歌!って感じで、ミュージカルとは??ってなる。前後の流れがぶつ切り状態で歌が始まるの、なんとかならんのかなあ。あと特に一部、これはつはものの時も思ったんだけど地を這うような音程の鬱々とした曲がやけに多くないですか?

ストーリー自体は今までの中でいちばん好みだったなあと思います。相変わらず中弛みがあるなあって感じだけど。あくまで個人の意見です。

むっちゃんをメインに描くのかなと思っていたらまったくそんなことなくて驚いたなあ。そう、むっちゃんがまったく出張ってなくて。本丸の仲間に対して、ものすごく俯瞰している陸奥守吉行でした。底知れないというか、何を考えているのかわからないというか。今後その辺りが描かれるのかなあ。それこそ長曽祢さんと一緒に出陣した時のお話とか。ちょっと気になる。

幕末天狼傳で悩み苦しんだ長曽祢さんと安定が、今回のお話では迷っている兼さんや堀川を導く側に回っている姿を見て、その変化に嬉しくなりました。

結末の迎え方については、あれ、みほとせと天狼傳のツギハギじゃないかって思ったんですけどどうだろう。めちゃくちゃ既視感があって。みほとせで刀を振れなかった石切丸と、天狼傳で長曽祢さんの代わりにその死を背負った蜂須賀と。刀とその元主の終焉を描くときに脚本家はこのパターンしか書けないんかい!ってちょっと思いました。

 

 

THE IDOLM@STER SideM 3rdLIVE TOUR ~GLORIOUS ST@GE!

2月から4月にかけて行われた3rdツアー。ライビュ行ったり現地に飛んだり。

幕張では担当のサプライズに腰が抜け、7年前(7年前!)くらいにじゅぴの中の人を熱心に追っかけていた当時の私が無事浄化されました。

仙台では高校生ユニットのあまりの眩さ、きらめきの尊さに打ちのめされ、福岡では年下のおとこのこに対してこれはガチ恋なのか?いやどうなの?って本気で悩んでみたり。(推しさんに対しては芽生えないときめきを感じるんだよ…)(いったいこの感情はなんなの!)

そして静岡。ステージ中央で見栄を切る2人がもう本当にかっこよくて、ここに担当が立つ姿も見たかったなとほんの少しだけ惜しい気持ちになったりもしたんですが、その直後のゆうゆの、くろーくんのかけ声に全部吹っ飛ばされちゃいましたね。担当が不在の状態で、残されたおふたりがユニット曲を歌った時に自分が何を思うのかまったく想像がつかなくて不安だったんですけど、それを打ち壊すくらいに彩として最高のパフォーマンスを見せてくれて感謝の念しか浮かびません。

 最近同業多種のいろんなコンテンツを見ていると、さいどえむのオーディションの時に声優さんへ投げかけられた「この役を10年背負えますか?」という言葉の重みを実感します。この質問は765から始まって長きに渡り各事務所を支えてきたPたちがつくりあげた、アイマスというブランドとコンテンツの体力があるからこそ出来るのだろうなあと思います。だからこそ、そこに甘んじていちゃいけないんでしょうね。しゃにますが始まってさいどえむにも後輩事務所ができて、どうなんだろう、少しは貢献できているのかな。そうだといいなあ。

あ、あと5月末にあった5☆も行きました。アニメ2期の発表来ると思ったらなかったんだ…。私の担当がTVの中で歌って踊ってアイドルする姿はいつ見れるんだろう…。

SideMに関してはいつかきちんとした記事として書き上げたい。本当にだいすきなコンテンツです。

 

 

 

こんな感じかな??

あとは軽率にも●年ぶりに日比谷野音に行ったりもしたんですけどめちゃくちゃ楽しかったのは置いといて日差しに対する耐性がなくなり過ぎてて恐怖を覚えました。一気に体力値がなくなる上に回復が遅い。今もし仮にコニファーでやるとか言われても多分真面目に身体がもたないと思う…。それを考えたら劇場っていいよね、日差しの当たらない屋内、涼しい空間、場所によってはふかふかな椅子!加齢とともにこの趣味にたどり着いたのも必然だったんかな…。

 

週があけたら刀ステと社中が待っているので楽しみです。以上!

 

毎日楽しくアイアに通ってます

ドラマがしぬほど肌に合わなくて毎週野次を飛ばしながら見ていたし(厄介)、これに通わなきゃいけないのかと陰鬱な気分でチケットを集めていたんですけど、いざ初日の幕が上がったらはちゃめちゃに楽しくて、毎日ご機嫌な気分でアイアに通っています。
ドラマの何が嫌だったかって、とにかく脚本の展開が雑で稚拙で、例えば何か乗り越えなきゃいけない課題があってそこに立ちふさがる障害があって、っていうところのその障害の中身がペラペラのペラで、特に最終回あたりなんてテレビ画面にペンを投げつけたくなるくらいストレスが溜まる出来だったんですけど(※個人の意見です)、舞台ではストレスになるようなものが一切無くて最後まで苛立つことなく見ることができました。脚本の都合で頭の悪い行動をする人が居なくなるだけでこんなにすっきりするんだなあって驚いた。
以下にうっすらとストーリーについて触れながら感想を述べています。

 

ドラマと比べてだいぶわかりやすくそれぞれの登場人物が描かれているなと感じたんだけど、特にそれが強かったのはそめやさん演じる片山亮なのかなあと思った。ドラマの片山社長ってとにかくホウレンソウの足りてない人で、それ故に彼に着いていくDICのメンバーはよく疑心暗鬼に陥っていたんだけど、今回の舞台では彼の清廉かところとか意外と見栄っ張りで意地っ張りで素直じゃないところとかがきちんと描かれていて、とても人間味があった。あと本当にDICに魅力を感じて入れ込んでいたんだなあ、とか。何よりもそれに安心しました。笑
T&Eの城崎と桐山の策略によってDICに苦難が降りかかり始めた時、移籍先として用意したのがT&Eじゃない業界最王手の他事務所で、なおかつメジャーデビューの段取りを付けてっていうのが片山亮の精一杯の意地と誠意だったんだろうなあ。
DICのメンバーに喰いかかられても基本的に無表情で淡々と対応していた片山社長が、舞台では真っ向から必死に異議を唱える翔平から顔を逸らすようになってしまって、ついさっきまでは蓮のスキャンダル報道が出たくだりで必死に弁明する蓮を「目を見て説明しなさい」と叱りつけたくせに、この人はなんてずるい大人なんだろう…と思いながら見ていました。
お前と一緒にもう一度やりたいんだと言い募るかつてのバンドメンバーだった桐山純哉に対して、失望されるのが嫌で怪我のことを言い出せないあたりとかも最高に見栄っ張りで好き。きちんと血の通った人間だった。

ドラマ最終話のCパートで一瞬だけ出てきた桐山純哉に関しては、そのシーンのあまりの不穏さに、何か脅しのネタを持って金をせびりにきた落ちぶれた元カリスマボーカルのパターンかと思っていたんですが、脅しとカリスマボーカルは合っていても真ん中は丸々と違っていたのでほっと胸をなでおろしました。笑
あらきさん演じる桐山純哉が持つカリスマ性の説得力がすごくて!ケラケラ馬鹿笑いしているその1秒後に怒りを爆発させて人を殴り飛ばしてきそうな危うさと、音楽の才能を持つが故の勝手気ままに振る舞う傲慢さがこれでもかと言うほどよく描かれていて、作中では悪童みたいな笑顔を振りまきながら結構悪どいことをしているし、多分これまでもいろんな人を傷付けて迷惑をかけてきたクズみたいな人間だっていうのは確かなんだけど、どうしても憎みきれない愛おしさ溢れる人物なんだなと思いました。本当に、その才能があるからこそ周囲の人間は彼の全てを許してきたんだろうなあ。桐山純哉のライブシーンこそその説得力が集約されているので、なんかもう、その、いろんな人に見てほしい。音の取り方、身体の揺らし方、声を発する瞬間、目線の置き所、マイクスタンドを握る手の動きどれを取っても全部がカリスマの塊って感じで、さらにそれが回を追うごとにすごくなっているので…。これはダイダラ、DICのライブパートに対しても言えるんだけど、あの瞬間桐山純哉はたしかにこの世界に存在していて、私は彼のライブを見に来ている客なんだと本気で錯覚しそうになります。

りゅーじくんの始ちゃん、ドラマだと熱血馬鹿一辺倒って感じでそれはそれで良かったんだけど、舞台では熱い部分がいい感じにマイルドにされていて、その分りゅーじくん本来が持つ剽軽さみたいなものが加わって、とても魅力的な役になってたと思う。でも根っこの部分は変わらないんだよなあ。自分の芯がしっかりとあって、真っ直ぐ揺らがない感じ。お調子者ではあるけれど、都合の悪いこと・自分の納得できないことからも目を逸らさない人だから、迷いの多い兄の片山社長とか翔平からは眩しく見えるのかもしれない。めちゃくちゃにカッコいい主人公でした。
始ちゃんが乾にかける言葉が見つからなくて言いあぐねるシーンはその間がシュール過ぎて何回見ても笑っちゃいますね。みやぎこーだいくんが大分おもしろおかしく演じてくださっているお陰で乾がとても可愛くて愉快な役になってた。笑 身体は大きいのに子犬みたいな目で訴えてくる感じがかーわいいんだよなあ!

DICのメンバー、特に翔平はドラマだと話の展開の都合で大分頭の悪い行動をしていたと思うんですけど、今回はそんなことがなくてとても安心して見てられました。いやほんと、ドラマはあれ酷くない…?咬ませ犬にしたってもっとマシな描き方があるだろっていう…しかもそれを翔平本人に言わせる寒さよ…。
他人の心情を一切考慮せず自由気ままに振る舞いまくる和哉はドラマからも変わらず良かったです。場を引っ掻きまわす役目としてとても上手く機能してた。あとお顔が良い。あの性格にあのお顔のベーシストっていう組み合わせ、まさに最強じゃない?なので滑舌と発声がアレなのは許しました。
桐山純哉とはちょっとタイプが違うんだけど、揺るぎない才能があってそこに確固たる自信があって、だからこそ自分が傲慢に振舞うことを躊躇していない感じ、かなあ。問題は桐山純哉はソロシンガーだけど和哉はバンドのベーシストってことで。当然周囲との軋轢を生むわけで。
和哉、他人を煽るのは超一級に上手いくせに喧嘩がはちゃめちゃに弱いのには見ていて思わず吹き出したくなりました。だって和哉が五十嵐を1発殴る間に、五十嵐は和哉を3発殴って2回踏みつけてるんですよ。五十嵐にあっさりマウント取られてタコ殴りにされかけた時にはほんともう、ねえ?!笑
そういえば蓮のスキャンダルに和哉がキレて片山社長がお叱りにくるシーン、あれ見るたびに疑問に思うんですけど、バンドマンが熱愛報道されたところで別に致命傷でもなんでもなくない?DICはドル売りしてなさそうだし??みんななんであんなに怒ってるの??バンドマンなんて女性関係アレな人ばっかじゃない??そんな若手俳優じゃあるまいし…いや若手俳優…あれっ?(混線)ってなります。あと女性関係でトラブルを起こした過去が一番ありそうな和哉が真っ先にキレてるの、ほんと笑う。

回を追うごとにライブパートがどんどんブラッシュアップされていっているのが、アイアに通っていて本当に楽しいところだなと思います。さきやまさんの客席への煽りとかも日に日に自然になってきているのがなんとも。初日とか割とヒヤッとしながら見ていたんだけどなあ。笑
お上品なお顔の人っていうのがさきやまさんに抱いていたイメージだったから、翔平みたいに荒い言葉を使ってオラつく姿がとても珍しくて楽しい限りです。ゲネプロの写真が上がった時に「メッシュ??インナーカラー?!」ってめっちゃわいたんですけど、やはりあのビジュアルは良いですね。最高。
曲の合間のMCで客席から湧く役名を叫ぶ声とかりゅーじくんやさきやまさんの客席への煽りとか弄りを見ていると、本当にライブハウスに来たんだと錯覚しそうになります。ダイダラボッチもDICも実際に存在しているバンドで、ステージに立っている始ちゃんも翔平もこの世界で実際に生きていているんだなって割と真面目に思い込んでしまう。それくらいあのライブパートはリアリティがあって魅力的でしあわせで楽しい時間です。
いや本当に、純粋にすごく楽しいんですよ。キャスト陣がすごいきらきら楽しそうに演奏していて、客も全力でそれに乗っかって。彼らが役を演じているのかなんなのかわからなくなる。

公演も折り返しを過ぎて残りの公演も指折り数えられる段階となり、千秋楽でこのプロジェクトがひと段落してしまうのが本当に寂しいです。ダイダラボッチがデビューの切符を掴むのも、DICがスターダムを駆け上がっていくのも、まだまだ追いかけていきたい。もっと彼らの生きた姿を見たい。
続編、出ないかなあ。それだけがひそかな願いです。
まあもしドラマで続編作るなら脚本家変えてくれって感じなんですけどね!

「楽しい!」という概念の塊

GEM CLUB Ⅱ観てきました〜!以下取り留めのない感想の羅列です。

ふるたくんが気になって行くかどうか迷っていたんですけど、楽しそうな感想記事がいくつも上がっていたので、えいやっ!ってチケットを購入して観に行ったらとても楽しくて!しあわせ!
ちょうど一年前に同じ劇場で、姉の尻に敷かれっぱなしの内気で大人しい少年を演じていたふるたくんが、めちゃくちゃ色気のある表情をみせながらアグレッシブに歌い踊り狂っていて、戻ってきてくれてありがとうって思ってしまいました。勝手な意見で申し訳ないんだけど、まだまだ板の上に立っていてほしい。だってこんなにも魅力的なんですもの!
楽しそうな感想記事を読んで行くのを決めたわりに展開を知るのが嫌で斜め読みしたりあまり情報を入れないようにしていたんですけど、1幕のショーに出演するメンバー集めのくだりで、ふるたくんがまさかのメイドさん姿で出てきたのにびっくりしたし、まつだがくさんがあの長い手足を生かしたオタ芸を全力で打っていたのにはめちゃくちゃに笑いました。ピンクのペンラの光量が絶妙に強いのにもじわじわきた。リンちゃん、きゃるんきゃるんしていてかわいかったなあ!
とにかく衣装替えが多くてみなさんいろんな姿を見せてくれるんですけど、特ににいがきさんの振れ幅やばいですね。いやすごい人だっていうのは聞いていたんですけど。にいがきさんが舞台に立っているのを観るの初めてだったんですが、あんなにがっつり歌えて踊れてなんでも出来て、なんだろ、一周まわって怖くない?
ずっと愉快に観ていられた1幕だったんですけど、特に好きなのは壮さんと玉野さんのダンスシーンかなあ。壮さんが玉野さんをリードして男性パートを踊るんですけど、ここのしっとりとした雰囲気がとても素敵で。明朗快活な新オーナーと穏やかかつおっとりとした総支配人の組み合わせ、よきよき!
日替わりもとても面白かったんだけどあれひたすらに説明しにくい形式…出演者が入れ替わり立ち替わりでまったく別の即興劇を作り上げていくんですけど、ほんださんが最後に力技でミュージカルに仕立ててオチをつけてくれました。ターミネーター、便利すぎる。笑

 

2幕はそれこそGEM CLUBでかけられるショーそのものなんですね。あれずっと延々と観てられる。ひたすらに楽しい。
1幕の冒頭に3人きりで踊っていたのと同じ曲を2幕開始からフルメンバー揃えて踊るのはズルくないですか?あそこ、単純にめちゃくちゃ興奮しました。青いライトに照らされてゴリゴリに踊るみなさんがとてもかっこいいんだなあ。
個人的にタップダンスがとても好きなので2幕の最初にタップダンスを踊ってたふるたくんの表情にときめきっぱなしでした。あれはほんと、だめ、だめです、ライティングも相俟ってほんと、可愛い男の子の色気はやばい。やばい。
グレイテスト・ショーマンの曲も良かった。ひたすらにかっこよくて、凄みがあって。本当に芸達者な人しか居なくて、どのシーンでどの人を見ても迫力しか感じられなくて、一気に持っていかれました。これこそ全編ミュージカルでみたいんだけどどうかな、クリエでやってくれないかな…。
そんな感じで冒頭のタップに一度は撃沈したんですけど、みんなが知ってるあのイントロが流れだ時にははちゃめちゃに笑うしかなくて!笑
まさかのルパンwwwふるやくん、五右衛門の格好だと線の細さがまた際立つんだよなあwwwでもルパンのテーマに合わせて踊るタップ、とても良かった。
そう、とにかくパロディのチョイスが秀逸で!謎のコンテンポラリーダンスから「テレビもねぇ!ラジオもねぇ!」と歌いだされた時が腹筋崩壊のピークでした。吉幾三とかまさか過ぎるでしょ…!!
あとまさか客降りがあるとは思わなくて、お名前だけは存じ上げていたほんださんのお顔を間近で直視する機会に恵まれたんですけど、まさに麗しさの極みでびびりました。顔が良い。造形of造形って感じ。

あーー楽しかった!ストーリーとかそういったものはほぼ無いから、何も考えずにずっときらきらしたものを見ていられる。幕が上がってから下がるまで、ずっと陽の感情しかなかった。気軽に取ったチケットでこんなに楽しめるんだから、自分のこの軽率さは大切にしていきたい。笑
明日からはまたおちゃろくへ戻るんですけど、クリエの後にアイアって辛いにも程があると思いませんか?おちゃろくが終わるまでにアイアの良いところをひとつでも見つけるのを目標にしています。多分無理だな!